「コロナ相談会」に参加しています

 弁護士  高 木 健 康

 新型コロナの影響で多くの人が困っています。特に、これまでぎりぎりの状態で生活してきた多くの皆さんが、生活できない状況に追い込まれています。

 そのような皆さんからの相談を受けようと、本年4月、6月、8月、10月、12月に「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る なんでも電話相談会~住まい・生活保護・労働・借金 etc…~」が実施されました。私も、この電話相談会に毎回参加しています。相談会では、生活がひっ迫しているとの相談が多くあり、各種の支援制度や生活保護の説明などをしています。次回は、2021年2月20日に予定されています。

 北九州市社会保障推進協議会でも2005年から奇数月に「生活保護110番」を続けてきました。私は、そこの会長として、毎回の談話相談に参加しています。北九州市社会保障推進協議会では、いつでも相談を受けられますので、相談希望の方は、093-562-3966に連絡してください。

 色々な事情で生活できなくなったら、生活保護制度を利用すべきです。生活保護は憲法25条で保障された権利です。厚生労働省も、生活保護の積極利用を呼び掛けています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsuhogopage.html

 また、新型コロナよる生活困難や生活保護などについての救済制度の説明は、「生活保護問題対策全国会議」のホームページでも詳しい説明があります。検索してみてください。

 生活が困窮した方には、多くの支援制度があります。分からなければ、色々な所に相談しましょう。